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みなと文化とは?
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みなと文化とは?

みなとの文化

「みなと文化」はどのようなものを指すのでしょうか?

「文化」のとらえ方には、民謡や和歌、絵などの芸術や文芸を意味する「文化」から、道徳・宗教など精神的なもの、衣食住をはじめ技術や学問、産業などを含む広い意味での「文化」まで、非常に奥深くて幅広いものがあります。

ここでいう「みなと文化」は、船の出入りがあり、物や人が行き交う「みなと」から、交易や人の往来によって伝播され、人々が生み出したもの、精神的なものすべてを対象と捉えることとします。すなわち、特に対象を絞り込まずに、幅広く「みなと文化」というものを捉えたいと考えています。

あえて定義すれば、「地域において、「人」が「みなと」との関わりの中で生み出してきた有形・無形の生活様式」と言え、具体的には、表1に示すようなものを想定しています。


表1「みなと文化」の構成要素

大 分 類 中 分 類 小 分 類
 1.
船を用いた交易・交流活動によって運び伝えられ、育ってきた「みなと文化」
例:
北前船がもたらした富山の「昆布」の食文化
芸能 唄・民謡、踊り
言語 方言
文芸 和歌・小説
信仰 住吉神社、恵比寿様、絵馬、模型船、伝説、初詣、精霊会、仏教、キリスト教
食べ物 特産物
生活用具 絵ローソク、土台石、備前焼
参詣、対岸交流 乗船場、寄港地
人物 浦役人、豪商
 2.
交易による流通市場の形成によって育ってきた「みなと文化」
例:
飫肥杉の積出港として賑わった油津の流通産業
物資の流通を担う産業 回船問屋・蔵宿、商家
船宿
交易所
商館(商社、銀行)
交易・運行制度
交易物資の保管施設 倉庫
行政施設 役所、番所、税関
 3.
航路ネットワークを利用した地場産業の発達によって育ってきた「みなと文化」
例:
海上輸送に適した地の利によって発展した灘の酒造業
港湾関連産業
(海運や港湾活動を支える産業)
造船業、船大工、船鍛冶
舶用品製造業(船箪笥)
労働風習
港湾利用産業
(原料の搬入・産品の積み出し)
漁業
農業(紅花、青苧)
林業、木炭
鉱業(石炭)
製紙業
製塩業
醸造業
食品加工業(麺屋)
窯業、ガラス製造
漆器製造
産業風習 バナナの叩き売り
 4.
港を介して蓄積された経済力に基づき、人々の生活の中で育ってきた「みなと文化」
例:
紅花など北前船交易によりもたらされた酒田の雛人形
遊里 料亭・廓
芸術・芸能 能楽、華道、歌舞伎、猿楽、芝居
文芸 来遊文人、俳諧、文学、説話、俗謡
祭り 山車祭、お潮取り、港祭り
文芸施設 資料館
 5.
港を中心とする社会的・経済的営みの総体として形成されてきた「みなと文化」
例:
江戸時代の姿をとどめる鞆のみなとまち
港発祥の地 遺跡・遺構
港・海運に関する歴史的施設 歴史的港湾施設(係船場、日和山、方角石、灯台
港町の町並み 町割
建物(商家・民家)
港町の景色(みなとの文化的景観) 眺望点・展望所・視点場
眺望対象・視対象
象徴的景色、文化的景観
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