ホーム > クルーズニュース > 2019/9/3 日韓ロに新航路誕生か ピース・クルーズ・フェリー 元「すいせん」使い今秋にも
韓国メディアの報道によると、同国東岸の束草港を母港とし、ロシア・スラビヤンカと日本の北九州を振り子配船するクルーズフェリーの新航路が今秋にも誕生するようだ。運航船社は「ピース・クルーズ・フェリー」、投入船は大阪の新日本フェリーが運航していた「すいせん」(1996年建造。17,329総トン、乗客定員507人。2012年に営業運航終了)、北航路は束草〜スラビヤンカ、南航路は束草〜北九州の2路線を運航するとしている。
束草港は南北海運合意書上指定された相互開放港で、北朝鮮の金剛山観光などで利用する元山港とは最短距離に位置する港であるという。地元紙によると、束草市の関係者は「束草港を母港とした中国東北3省とロシア、日本の間の定期航路の運航が早期に開設されるように最善を尽くしたい」などと話した模様だ。
また、投入される元「すいせん」については、「既存船舶に比べてはるかに高速運航が可能なため、束草から元山まで約3時間で到着できる。北朝鮮開放時には多くの人員と大量の貨物輸送に最も適している」などと評価されている。
現時点では、韓国海洋水産部から正式な運航免許が発行された後、改装工事を経て今年の秋にも就航させたい意向といわれる。