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2019/10/29
独ヴェルフテン 2隻目の20万総トン級 10月下旬から建造開始

クルーズ事業やリゾートホテルの開発・運営などを手掛けるゲンティンホンコングループ傘下の独造船ヴェルフテンで10月下旬から、2隻目の20万総トン級のクルーズ船の建造が始まった。同船は、香港のゲンティンクルーズライン傘下のドリームクルーズが2022年初頭から運航を予定するフリートで、予定通りにアジア海域に就航すれば3隻目の20万総トン級の新造船となる。
ドリームが運航予定の20万総トン級の新造船は2隻。「グローバルクラス」のコードネームで呼ばれ、いずれも20万8000総トン、乗客定員は4700人(2人1室換算)。その第1船は8月末に「グローバルドリーム」の船名が発表され、2021年初頭からアジア海域に配船されることが内定している。同船に続いて建造が始まった第2船(船名未定)は、「グローバル」就航から1年後の2022年初頭にデビューする予定。
中国市場がけん引してきたアジアのクルーズ市場はここ2年ほど、中国国内のクルーズ販売環境の変化を受けて伸びが低迷。これに代わってシンガポールや台湾、インドネシア、マレーシアなどが着々と集客実績を積み上げている。ただ、中国市場も「底打ち感が鮮明になった」(地元の旅行業関係者)といい、年明け以降の回復傾向が顕著になってきたと話す船社関係者は少なくない。
こうしたなか、10月半ばには米ロイヤルカリビアンインターナショナルの経営幹部が2021年の配船戦略の一部を公表。同年夏のスケジュールから22万総トン級の新造船「ワンダー・オブ・ザ・シーズ」を中国発着に投入することを明らかにした。
世界的に見て、相対的にクルーズ市場の伸びが安定しているアジア海域には、欧米大手船社のほかに中国資本の新興船社が相次いで参入を表明。数年後には、中国造船で建造された13万総トン級のクルーズ船就航も予定されている。これまでのような年率20−30%を超える中国市場の成長は無理かもしれないが、相次ぐ超大型新造船の投入は、中国だけでなくアジア市場の今後の成長戦略を展望するうえで明るい材料となることは間違いない。


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