ホームクルーズニュース >  2019/10/31 カーニバル 来夏就航の新造船 ポートカナベラルでLNG補給

一般財団法人みなと総合研究財団

〒105-0001
東京都港区虎ノ門3丁目1番10号
第2虎の門電気ビルディング3・4階

TEL:03-5408-8291 FAX:03-5408-8741 地図・最寄り駅はこちらから

トピックス

2019/10/31
カーニバル 来夏就航の新造船 ポートカナベラルでLNG補給

米カーニバルクルーズラインが2020年8月から営業航海に投入予定の新造船「マルディグラス」(183,900総トン、予定乗客定員5200人=写真)が、拠点港機能を置く米フロリダのポートカナベラルで環境配慮型の次世代燃油といわれるLNG(液化天然ガス)を定期補給する計画があることが分かった。同船は、北米を拠点として運航される初のLNG燃料船となる。カーニバルクルーズを傘下に持つ米カーニバルコーポレーション&PLCは数年前、オイルメジャーのロイヤル・ダッチ・シェルとLNGバンカリング(燃料供給)などで連携協定を結んでいる。これを受けて、シェルが「マルディグラス」向けのバンカリングバージを手当てして燃料補給を担当するという。
カーニバルコーポレーションは2018年暮れ、傘下の独アイーダクルーズで世界初のLNG燃料船「アイーダノバ」(184,000総トン)の運航を欧州海域でスタート。また、今年11月末には世界で2隻目となる伊コスタクルーズの「コスタスメラルダ」(184,000総トン)のデビューも控え、LNG燃料船のオペレーションや港でのハンドリングについて着々とノウハウを蓄積しつつある。
欧州海域で運航中の「ノバ」は、カーニバルが整備したバルセロナのターミナルを利用し、そこでロッテルダム港から用船したバンカリングバージを使った「シップ・ツー・シップ」方式で燃料補給を受けている。これに続く「スメラルダ」も同様の方式でバンカリングする予定という。
一方、カーニバルクルーズでは、ポートカナベラルと同じフロリダにあるマイアミ港で、3年後の完成を目指して既存ターミナルを大規模改修する。「マルディグラス」の姉妹船で2022年晩秋に北米に就航予定の18万総トン級の新造船(船名未定)受け入れに対応するもの。同船も「マルディグラス」と同様にLNGを燃料として使用するため、バンカリングが可能なように周辺関連インフラも整備する計画だ。
北米や欧州市場を対象にカリブ海クルーズを運航している大手船社の中で、現時点でLNG燃料船を新造発注しているのは、カーニバル・ロイヤルカリビアン・MSC・ディズニー・プリンセスの5社ある。そのうち、カーニバルコーポレーション傘下の2船社以外、燃料補給をどうするのか明らかにしている船社はいない。


≫前の記事へ



Page Top