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2019/11/21
函館港 今年は約5億円に クルーズ船寄港の経済効果

財務省函館財務事務所が11月半ばに公表した「道南経済リポート」(104号別紙)によると、北海道函館港に寄港するクルーズ船の経済波及効果は約5億円と推計している。2019年は47回の寄港予定があり前年比20回増となる見込みで、これに伴い函館に来航したクルーズ船の乗客乗員は同3万6000人増と推計される。これらの増加を受けて、経済波及効果はサービス業1億円・商業2億円・製造業1億円、運輸業1億円と試算。「今年のクルーズ船寄港で総額5億円の経済波及効果があると推計される」としている。
米プリンセスクルーズが運航している日本発着クルーズなどを受けて、函館港は近年、着実に寄港実績を伸ばしている。2016年度以降、これまで北海道で寄港数トップを占めていた小樽港を抜き道内最多となった。
一方、国内外のクルーズ船誘致と受け入れで陣頭指揮を執る函館市港湾空港部は、クルーズ船の寄港増に対応して地元の経済効果を高める取り組みや、スムーズな受け入れをサポートする施策を推進してきた。
例えば、市と商工会議所が連携して岸壁で地元産品をふるまったほか、国内通販会社とタイアップして乗客向けにこれらを販売する取り組みも実施。また、市内の高校や大学では乗客向け英語版観光マップ作成や通訳ボランティアを通じて、英語教育の充実と人材育成にも取り組んでいる。さらに、今年4月には市と市立病院が協定を締結し、乗客の急患受け入れ体制を強化し、すでに十数件の実績がある。これらソフト面の施策と並行して、若松埠頭の岸壁延伸や専用旅客ターミナル整備なども着々と進められている。
函館港のクルーズ船寄港に関する経済効果の試算を公表した同財務事務所では、「函館駅周辺まで徒歩移動が可能な若松ふ頭の整備により、市内観光の回遊性が高まるなど、港町ふ頭着岸時より大きな観光消費が見込める。また、若松ふ頭、函館駅、函館空港が近接している点は、函館発着ツアー実施の追い風になり、クルーズ前後の宿泊も期待できる」と今後を展望している。


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