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2020/1/30
CLIA 調査報告3本公表 スクラバー排水の海洋への影響

欧米大手クルーズ船社が加盟する業界団体クルーズ・ライン・インターナショナル・アソシエーション(CLIA)は、今年1月1日から適用開始となった船舶燃料油の含有硫黄分濃度規制強化を受けて、スクラバーに代表される「排ガス浄化装置」に使用した後の洗浄水排出が海洋環境に与える影響を調査したリポート3本をホームページ上で公開している。その中には、日本の国土交通省が2019年2月にまとめた資料「オープンループ式スクラバーの排水に関する調査」(英文)も含まれる。
公開されたリポートの中で最も新しいものは、CLIAが共同で調査した「スクラバー排水が環境に与える長期的な考察」。300のサンプルを用意し、さまざまな角度から海洋環境などへの影響を分析した結果、最も厳しいといわれる欧州の基準も十分に満たすことが分かったという。もう一つがDNV−GLの調査(2019年)で、53のクルーズ船から得た洗浄水サンプルを2年にわたって調査したデータをまとめている。
これらの調査リポートについてCLIAは、「排ガス浄化装置はSOx(硫黄酸化物)を98%、その他の有害物質を50%以上除去することが分かっている。さらに、調査結果として注目されるのは、オープンループ式・クローズドループ式とも環境保全の面からみて安全だということだ。クルーズ業界が既存船などで導入している排ガス浄化装置は、IMO(国際海事機関)が求める規制に十分対応できており、きちんと検証された船社サイドの責任ある行動といえよう」としている。


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