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2021/1/20
RCG アザマラを2億ドルで売却

クルーズ業界世界第2位の米ロイヤルカリビアングループ(RCG)は現地時間の1月19日、小売、流通分野の投資を専門に扱う米国のプライベートエクイティファーム「シカモア・パートナーズ(Sycamore Partners)」に傘下オペレーター(運航船社)のアザマラ売却に関する正式契約を締結したと発表した。売却額は2億100万ドルで、今年第1四半期に完了予定としている。シカモアは、アザマラの配下船3隻を含むブランド全体を取得する。RCGでは、「今回の取引により、ロイヤルカリビアンインターナショナル、セレブリティクルーズ、シルバーシーの3ブランドの拡充に集中できる」とコメントした。
アザマラの売却契約締結を受けて、RCGのリチャード・フェイン会長兼CEO(最高経営責任者)は、「われわれの戦略は、ロイヤルカリビアンインターナショナル、セレブリティクルーズ、シルバーシーの3つのグローバルブランドに経営資源を集中し、前例のない厳しい時代からの脱却に向けて発展していくこと」などと今後を展望する。
一方、RCGは「今回の取引により、約1億7000万ドルの1回限り減損費用が発生する」としているが、「アザマラ売却が当社の将来業績に重大な影響を与えるとは予想していない」(RCG)ともコメントしている。

RCGは昨年春以降、新型コロナウイルス(COVID−19)の感染拡大によって営業運航を自主的に休止。その影響で、極めて厳しい経営環境にさらされ続けている。それを克服するため、同業他社は船齢を重ねた配下船の売却や転換社債発行、超短期の借入金による資金調達などに努めている。
一方、RCGは配下船の売却は最小限にとどめながら、類似の手段で資金調達を図った上で、傘下オペの整理を検討してきた。昨夏のスペイン系船社プルマントゥールの事業整理がその典型で、今回のアザマラ売却も、そうした事業再編戦略の一環で行われたとみる業界関係者は少なくない。

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