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2021/4/1
郵船クルーズ 新造船建造を発表 5万総トン級・25年竣工

郵船クルーズは3月31日、クルーズ船建造では世界トップクラスの独造船マイヤー・ベルフトと5万総トン級のクルーズ船建造契約を締結したと発表した。建造価格は未公表だが、竣工は2025年を予定。環境負荷低減のため、LNG(液化天然ガス)など3種類の燃料に対応するエンジンを中型クルーズ船で初めて搭載するほか、最新の感染症対策設備を備え、乗客1人当たりのスペースは世界でもトップクラスの広さを確保。これまで培ってきた和のもてなしに最新テクノロジーを加えた「飛鳥ラグジュアリー」を「幅広い年齢層に提供できる」(郵船クルーズ)などと展望する。
同社によると、船内デザインや仕様の詳細はこれから確定させ、「2023年からマイヤーのドックで建造の実作業に入り、2025年に引き渡しを受ける予定」という。現時点で分かっている仕様は、全キャビンがバルコニー付き、展望露天風呂の設置など。また、安全運航に欠かせない最新鋭システムを搭載するほか、IT設備を備えることによって仕事と休暇を合わせて楽しむワーケーションの環境を船内に実現させ、「ミドルエイジ層のニーズにも対応していきたい」(同社)という。このほか、乗組員数は「飛鳥U」をほぼ維持したまま、乗客定員を85%程度に絞ることで、「乗客に寄り添ったサービスを提供し、快適な船内空間を実現する」としている。
一方、新造船の基本コンセプトの1つである環境負荷低減では、寄港する各港湾事情に対応した多彩な航路を実現するため、LNGに加えて低硫黄燃料、ガスオイル燃料の3種類に対応したエンジンを搭載する。また、陸上から電力供給を受けるシステムや、投錨なしで船の位置の制御を可能にするDPS(ダイナミック・ポジショニング・システム)を採用。いずれも「日本のクルーズ船では初の試みで、最新鋭設備を搭載した革新的なエコクルーズ船を目指す」(同社)という。
建造費用は未公表ながら、郵船クルーズの株主でもある「アンカー・シップ・パートナーズ」の船舶投資ファンドで調達し、多くの日本の地方銀行などが新しいクルーズ船の建造を支えるようだ。
▽新造船の主要目(2021年3月時点、かっこ内は飛鳥U) 全長:228.9メートル(240.9メートル)/全幅:29.8メートル(29.6メートル)/喫水:6.70メートル(7.80メートル)/総トン数:51,950(50,444)/乗客定員:約740人(872人)/乗組員数:約470人(約490人)/航海速力:最高20ノット(最高21ノット)



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