ホーム > クルーズニュース > 2022/7/5 ポナン 来秋から2024年春のコース発表
上級志向の小型クルーズ船や探検船、帆船など12隻の配下船を持つフランスのクルーズ船社ポナンは現地時間の7月1日、2023年11月から2024年3月にかけて運航するクルーズ概要をまとめ発表した。当該期間中に13本の新コースを含む約30本のアイテナリーを予定し、長短合わせて69本のクルーズを運航する。北半球が冬場を迎える時期に当たるため、東南アジアや中東、インド洋、中米・カリブ海といった温暖な海域への配船が大半を占めるが、一部フリートはノルウェー方面にも投入する。
近年人気海域となった中東周遊には「ル・ブーゲンビル」(9,676総トン、乗客定員184人)が来年11月下旬から投入され、カタールやオマーン、UAE(アラブ首長国連邦)などに寄港し、イスラム圏の文化や食、砂漠観光などを提供する。インド洋では、「ル・ジャックカルティエ」(同)を来年12月から配船し、前半はモーリシャスやマダガスカル周遊、翌24年にはセーシェルやスリランカ方面を巡る。
一方、冬場のノルウェー海域には「ル・ベロ」(同)が24年3月に配船され、北極圏に近いエリアのフィヨルドの景観や真冬の陸上観光を体験する。アジア・太平洋海域には、「ル・ソレアル」(10,700総トン、乗客定員264人)を投入し、グアムからニューカレドニア方面の島めぐりを中心に、ビーチリゾートから地元ならではの文化体験ツアーなどを提供する。