ホーム > クルーズニュース > 2022/7/19 RCG 「エンデバー」を2億7500万ドルで買船 11月にシルバーからデビュー
米ロイヤルカリビアングループ(RCG)は現地時間の7月18日、経営破綻したゲンティンホンコン(GHK)傘下のクルーズオペレーター(運航船社)米クリスタルクルーズの配下船「クリスタルエンデバー」(20,200総トン、乗客定員200人)の買船について「裁判所から承認を得た」と発表した。買船価格は2億7500万ドルで、今月中にRCG傘下のラグジュアリー船社、モナコのシルバーシークルーズのフリートとして引き渡される予定。
RCGによると、買船資金はドイツ系金融機関から15年ローンで調達したという。また、シルバーシーでは同船を「シルバーエンデバー」と改名し、11月から始まる南極周遊クルーズなどに就航させる計画と説明する。
GHK傘下の独造船所ヴェルフテンで建造された「エンデバー」は、2021年7月下旬にデビューした。全長164.5メートル、全幅23.4メートルで、極地海域の航行を想定した耐氷性能PC6の船殻を装備。乗客と乗員の比率はほぼ1対1で、極めて上質なサービスを提供する小型探検船。そのため、GHK破綻後、その後の去就が最も注目されていた。