ホーム > クルーズニュース > 2022/7/21 シルバーシー 東京からNYへ 2025年のワールド発表
モナコのシルバーシークルーズは現地時間の7月20日、2025年1月13日から運航予定のワールドクルーズの概要を発表するとともに、一般販売に先駆けたリピータークラブ向け事前優先予約を開始した。25年のワールドクルーズは「シルバードーン」(40,700総トン、乗客定員596人、2021年建造)を投入し、東京からアジア、地中海、欧州などを経由してニューヨークを目指す136日間の超ロングクルーズ。冬場となる日本の寄港地は、大阪・広島・別府・鹿児島・那覇の5港が盛り込まれている。
25年のワールドのルートは、東京を出港後に関西から九州、沖縄を経て香港、ベトナム、シンガポールと南下。その後は、インド、紅海、スエズ運河と西進し、エーゲ海から地中海を横断してスペインから欧州大陸をバルト海に向けて北上する。ラストは、アイスランド、グリーンランドを経由して北米東岸を南下し、ニューヨークでクルーズを終える。クルーズの途上、30カ国・59の港に立ち寄るほか、33の寄港地でオーバーナイト(1泊停泊)する。また、東京〜香港、香港〜シンガポールなど10コースの区間乗船も用意する。
一方、年初に出港することが多い外船社のワールドが冬場の国からスタートすること、そして発港が日本になることは極めて珍しい。しかし、シルバーシーはそれを逆手にとり、新幹線を利用して上信越国立公園の温泉地を訪れたり、外国人客に人気がある「盆栽」名人のレクチャーを企画するなど、プレ・クルーズ観光に力を入れるという。また、日本の寄港先でも、別府温泉巡りなど特別な観光ツアー提供を売り物の一つとしてアピールしている。