ホーム > クルーズニュース > 2022/7/26 スワンヘレニック 来年のスケジュール確定 日本寄港は春に「ミネルバ」
欧州系新興クルーズ船社スワンヘレニックは現地時間の7月25日、上級仕様の小型探検船3隻で運航する2023年のクルーズスケジュールを確定し、公表した。新造1隻目の「ミネルバ」(10,600総トン、乗客定員152人)は日本寄港を含めた太平洋に、姉妹船で今月デビューした「ベガ」(同)は大西洋からアフリカ西岸、来春就航予定の3隻目の新造船「ダイアナ」(12,100総トン、乗客定員192人)は地中海を中心にそれぞれ配船される予定。
「ミネルバ」は今年11月下旬から始まる南極周遊に来年3月上旬まで就航した後、ニュージーランドからパプアニューギニア、インドネシアと順次北上し、フィリピン経由で日本を目指す。日本寄港を盛り込んだ1本目は、5月9日にマニラを出て神戸に向かう11日間クルーズで、那覇、奄美大島、宮島・広島、高松、神戸の順に寄港する。2本目は5月19日に出航する神戸発着12日間で、岡山、広島・宮島、門司、境港、釜山、長崎、鹿児島、屋久島、宇和島、高松への寄港を盛り込む。ラストは5月30日に神戸を出る11日間で、1本目と逆コースでマニラを目指す(日本の寄港地名は、同社発表のまま)。
今月デビューした新造船「ベガ」は、「ミネルバ」と同じく来春まで南極クルーズを運航後、アフリカ西岸からカナリア諸島経由で西ヨーロッパを目指す。その後は、北極圏周遊を含めた欧州の大西洋側をメインに配船される。
一方、3隻目の新造船「ダイアナ」は、歴史や文化にフォーカスした寄港地を巡る地中海配船が中心となるが、紅海やインド洋の西に位置するセーシェルなどアフリカ東岸の人気エリアを周遊するクルーズにも投入される。