ホーム > クルーズニュース > 2022/7/27 英A&Kトラベル 買船したクリスタルの2隻 伊フィンカンで改装
経営破綻したゲンティンホンコン(GHK)傘下のクルーズオペレーター(運航船社)米クリスタルクルーズが運航していたフリート2隻とブランド使用権などを買収した英A&Kトラベルグループは現地時間の7月26日、買船した「クリスタルシンフォニー」と「クリスタルセレニティ」が改装のため伊フィンカンティエリ造船所に到着したと発表した。併せてA&Kは、来年から営業運航を再開するクリスタルクルーズの新社長にジャック・アンダーソン氏、ホテル・オペレーションを担当する上級副社長にバーニー・レイポルド氏を任命したことを公表した。両氏は「数々の栄誉ある賞を受けたクリスタルの名に恥じない、新たなラグジュアリークルーズを提供したい」などと抱負を語っている。
A&Kによると、フィンカンティエリで行われる両船の改装は、いくつかのキャビンをつなぐなどして広めのキャビンを複数新設。乗客定員を減らす代わりに、バトラーサービスが付くキャビン数を増やすという。また、レストランや他の娯楽施設も、これまで以上にゆとりを持たせた新感覚のパブリックスペースに衣替えするとしている。
また、改装後の両船で運航予定の来年のスケジュールや各船の概要などは、準備ができ次第、クリスタルのホームページで発表していく。