ホーム > クルーズニュース > 2022/7/30 シルバーシー 「エンデバー」のヘリコプターと潜水艇を撤去へ
経営破綻したゲンティンホンコン(GHK)傘下のクルーズオペレーター(運航船社)米クリスタルクルーズが運航していた「クリスタルエンデバー」(現シルバーエンデバー)を来年から運航する予定のモナコのシルバーシークルーズが、同船に積み込んでいるヘリコプターと小型潜水艇を本船から降ろし、それによって空いた船内スペースに新しいスイートキャビンを追加する改造計画を固めたことが分かった。上級志向の小型探検船仕様を売り物にする同船には、ゾディアックボートやカヤックのほか、3人乗りの小型潜水艇と2機のヘリコプターを搭載していた。
本船から降ろす理由について、同社幹部は「寒冷地の海は通常かなり濁っているので、潜水艇でも海中の様子をクリアに見ることは難しい。一部の乗客しか使えず、限られた場所でしか役に立たない装備を搭載する必要性を感じない」などと説明する。