ホーム > クルーズニュース > 2022/8/9 CSSCカーニバル 上海で新造2隻目の鋼材切断式
世界最大のクルーズ企業、米カーニバルコーポレーション&PLCと中国国営の旧中国船舶工業集団(CSSC、現・中国船舶集団)が2017年に合弁で設立したクルーズ船運航会社「CSSCカーニバルクルーズシッピング」(本社・香港)が運航予定の2隻目の新造船(船名未定)の鋼材切断式が現地時間の8月8日、旧CSSC傘下の上海外高橋造船で行われた。同造船で建造が進む新造1隻目は来年に竣工予定だが、2隻目の引き渡し予定などは公表していない。
米系海事業界紙などによると、2隻目の新造船は、1隻目より大型で環境配慮型の運航が可能な各種最新機器を搭載するという。1隻目は13万総トン級だが、2隻目は14万総トン級で全長1,118フィート、全幅122フィート、キャビン数は2,144室となるようだ。
カーニバルと旧CSSCは2016年、クルーズ船建造では世界最大手の伊フィンカンティエリと業務提携を結び、大型クルーズ船建造やデザインに関して協業していく体制を整えた。これを受けてカーニバルと旧CSSCは2017年、運航会社の立ち上げに合わせて13万総トン級のクルーズ船2隻を旧CSSC傘下の上海外高橋造船で建造することで基本合意。その後、旧CSSCは同じ国営造船の中国船舶重工集団(CSIC)と経営統合し、中国船舶集団(CSSC)の新社名で再スタートしている。