ホーム > クルーズニュース > 2022/9/1 MSC 新造船「シースケープ」の遊戯施設を発表
スイスのMSCクルーズは現地時間の8月31日、今年12月から米マイアミ発着のカリブ海クルーズに就航予定の17万総トン級の新造船「MSCシースケープ」に搭載する各種娯楽遊戯施設の概要を発表した。最大の売り物は、ロボットアームに3人乗りのゴンドラ風の座席を取り付けた最新鋭のアミューズメント機器「ロボトロン」。海面から53メートルの上空で逆さまになったり、さまざまな方向にねじれたりしながら、ゴンドラに座った乗客は「360度さえぎるもののない水平線を見ることができる」(同社)という。
同社によると、屋外設置型のロボトロンに加えて、ローラーコースターのスリリングな体験をVR(仮想空間)で楽しめる「フライトシミュレーター」、レーシングカーの気分が味わえる「フォーミュラーレーサー」、3Dグラスをかけてゾンビを退治するシューティングXDシネマなどを船内外に整備する予定。
伊フィンカンティエリで建造中の「シースケープ」は11月後半に竣工し、大西洋横断クルーズを経てニューヨークで命名式を実施。その後、12月7日からマイアミを拠点とした東西カリブクルーズ(7泊)に交互就航する。