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2022/9/17
HAL 「良好な結果得られた」 長期のバイオ燃料テスト終了

米ホーランドアメリカライン(HAL)は現地時間の9月16日、配下船「フォーレンダム」を使ってオランダのロッテルダム港で実施していたクルーズ業界初のバイオ燃料の数週間にわたるテストが終了したと発表した。20日間行われた今回のテストには、バイオ燃料の製造・供給大手であるグッドフューエルズ社と、舶用機器メーカーのバルチラ社が協力した。
HALによると、テストの最初の5日間は、バイオ燃料30%とマリンガスオイル(MGO)70%を混合した燃料を使用し、続く15日間はバイオ燃料100%で実施したという。グッドフューエルズ社では、「後半15日間のCO2(二酸化炭素)排出量は、MGOだけを使用した場合の排出量と比べ78%減少した」と説明する。
今回のテストについて、HALは「得られた結果にたいへん満足している。当社は常に環境問題に対する最先端の解決策を模索してきた。それは、親会社のカーニバルコーポレーションが掲げている持続可能性の目標達成に貢献する」などとコメントしている。
バイオ燃料は、廃棄物または残渣と認定された原料を使用し、森林破壊もないとされる。特に舶用バイオ燃料は、世界で最も低炭素な燃料として海運業界で注目されており、「2030年の使用料は舶用燃料全体の1割程度に達する」などと予想されている。

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