ホーム > クルーズニュース > 2022/9/22 米ヴァージン 低炭素型燃料の供給で グッドフューエルズなど3社と提携
米ヴァージンボヤージズは現地時間の9月21日、低炭素型船舶燃料の安定供給体制構築に向けてアージェントエナジー、グッドフューエルズ、トゥエルビの3社と提携すると発表した。ヴァージンでは、新たな船舶用燃料に切り替えることで「従来燃料と比べて炭素排出量を75%以上削減できる」と試算している。
ヴァージンが供給を受ける低炭素型船舶燃料は、廃棄物由来のバイオディーゼルや、サステイナブルなマリンバイオ燃料(SMF)などを想定。二酸化炭素排出量を大幅に削減するためには「できるだけ早く移行する必要がある。当社は新たなパートナーと協力し、この分野でのクルーズ業界のリーダーとなることを目指してく」などとコメントしている。
10年以上前からクルーズ事業の参入準備を続けていたヴァージンは、新型コロナウイルス(COVID−19)の世界的な感染拡大を受けて初航海は大幅に遅れたものの、2021年8月から営業航海をスタート。現在は北米発着のカリブ周遊に新造1隻目の「スカーレット・レディ」(110,000総トン、乗客定員2770人)を配船しているほか、地中海に新造2隻目の「ヴァリアント・レディ」(同)を投入。来年春には3隻目の新造船「レジリエント・レディ」(同)もデビューする予定。