ホーム > クルーズニュース > 2022/9/26 「ぱしび」が函館へ クルーズターミナルを初利用
日本クルーズ客船の「ぱしふぃっくびいなす」が9月23日午前8時40分ごろ、函館港若松ふ頭に着岸した。函館クルーズターミナルが供用を開始してから初めてのクルーズ船寄港で、「乗客が同施設を利用するのも今回が初めて」(函館市港湾空港振興課)。次のクルーズ船寄港は、10月26日の「飛鳥U」という。
「ぱしび」の寄港当日は、あいにくの雨。そのため、地元の観光関連事業者(函館バス、函館運輸支局)はターミナル内で「ようこそ函館へ」の横断幕を掲げて同船の来航を歓迎するとともに、デジタルサイネージで函館観光PR動画などを放映した。また、おもてなしとして地元のお菓子を乗客分贈呈したほか、外国船寄港時の通訳ボランティアなどで活躍してきた遺愛女子高等学校から船のイラストや歓迎メッセージの寄せ書きが贈られた。
今航は三連休を利用したクルーズだったため、乗客は「夫婦連れのほか、幼い子どもを連れた家族も見受けられた」(同)といい、ターミナルのすぐ目の前が函館朝市であることから、そこを目指す乗客が多かったようだ。
また、オプショナルツアーに参加した乗客は、高齢者が多いため岸壁でバスに乗車して出発。お昼前には雨が止み、天気も徐々に回復に向かったことから、縄文遺跡や大沼国定公園、五稜郭タワーなどを訪れるツアーや、夜には函館山からの夜景を観賞するツアーが予定通り実施された。