ホーム > クルーズニュース > 2022/10/1 カーニバル 第3四半期は純損失7億ドルも 販売状況は大きく改善
世界最大のクルーズ企業、米カーニバルコーポレーション&PLCは現地時間の9月30日、2022年第3四半期(2022年6月〜8月)の業績速報を発表した。前期に比べて売上高は8割近く増加し、乗客定員に占める実乗客数も15%増えたものの、最終損益は6億8800万ドル(約1000億円)の赤字だった。ただ、新型コロナウイルス(COVID−19)の感染拡大に伴い20230年春に営業運航を全面休止して以降、「調整後EBITDA(金利・税金・償却費控除前利益)が初めて3億ドル以上の改善を見たことは明るい材料」(同社)などと分析する。
一方、先行予約を含めた販売状況は大きく改善しているといい、「極めて好調だった2019年当時の勢いを取り戻しつつある」と強調する。また、実勢販売価格もコロナ後に続いた弱含みの動向から転換し、底打ち感が強いとしている。