ホーム > クルーズニュース > 2022/10/12 ギリシャ 乗船前の新型コロナ感染症検査を廃止へ
海外からの情報によると、ギリシャ当局がクルーズ客に対する新型コロナウイルス(COVID-19)感染検査を撤廃する方針を固めたことが分かった。業界関係者らは「欧州エリアのメジャーな寄港地としては最後の水際対策緩和だ」と説明しているという。
ギリシャの公衆衛生委員会は先ごろ、「ギリシャ発のクルーズに乗船する乗客および他国で乗船してギリシャに寄港するクルーズ船に対して義務付けていた新型コロナ感染検査を廃止する」とクルーズ・ライン・インターナショナル・アソシエーション(CLIA)に通知したとしている。また、週単位での定期検査を義務付けていた「乗組員向け対策も併せて廃止する」とコメントした模様だ。
ギリシャ発着などを定期運航する欧州系クルーズ船社では、感染症検査撤廃を歓迎するだけでなく、船社独自の対策として「乗客のワクチン接種証明や回復証明書の義務付けを直ちに解除する」という。ただ、今シーズンの残りの期間、乗客に対する乗船前検査は継続するとしている。