ホーム > クルーズニュース > 2022/10/16 米リッツカールトン 15日にバルセロナから初航海
小型船を使った高級志向のクルーズに新規参入を目指して準備を進めてきた米リッツカールトン・ヨット・コレクションが現地時間の10月15日、スペインのバルセロナを出港する7泊クルーズで初の営業航海を開始した。就航船の「エブリマ」(26,500総トン、乗客定員298人)は、スペイン造船バレラスで建造した新造船で、パルマ・デ・マヨルカやサントロペなどに寄港し、最終目的地のフランス・ニースに向かう。
地中海でデビューした同船は今秋、地中海やカナリア諸島周遊を運航した後、11月上旬に大西洋を横断。その後、年明けまでカリブ海の島国を拠点としたバハマ、カリブ海、南米巡りなどに配船される。また、2月上旬には、米フォートローダデールから出るクルーズをスタートする予定という。
同船は、新型コロナウイルス(COVID−19)の感染拡大を受けて、建造遅延とともにクルーズ船の運航環境が整わなかったため、初クルーズは再三延期を余儀なくされた。結果として、当初予定から3年近く遅れて、ようやくデビューにこぎつけた。2024年と2025年には「エブリマ」に続く2隻の新造フリートが就航する予定。