ホーム > クルーズニュース > 2022/10/17 米ヴァージン 新造2隻目の「バリアント・レディ」 大西洋横断スタート
米ヴァージンボヤージズは現地時間の10月16日、今夏の欧州配船を終えた「バリアント・レディ」(110,000総トン、乗客定員2770人)がスペインのバルセロナから米マイアミに向かう2週間クルーズに出港したと発表した。北米デビューに向けた大西洋横断では、スペインのイビサ島やポルトガルのマデイラ島など4港に寄港し、10月30日にマイアミに到着するという。
昨年夏にデビューした「スカーレット・レディ」に続く2隻目の新造船「バリアント」は今年3月から営業運航をスタート。ファースト・シーズンは地中海に投入され、スペイン、イタリア、フランスなど西地中海をメインに寄港した。北米入りした晩秋以降は、メキシコ、ホンジュラス、バハマなどに寄港する西カリブ海周遊と、アンバーコーブ、セントクロイ、サンファンなどを巡る東カリブ海周遊に来年春まで就航する。
10年以上前からクルーズ事業の参入準備を続けていたヴァージンは、クルーズ船建造世界最大手の伊フィンカンティエリに11万総トン級のフリートを複数隻発注。新型コロナウイルス(COVID−19)の世界的な感染拡大を受けて初航海は大幅に遅れたが、営業運航開始から短期間のうちに、独自のクルージング体験が乗客から高い評価を受けるなど、順調な集客状況を続けている。また、来年春には3隻目の新造船「レジリエント・レディ」(同)もデビューを予定するほか、4隻目の「ブリリアント・レディ」の建造も進んでいる。