2022/10/17
シンガポールとタイ クルーズ観光促進で連携へ

海外からの情報によると、シンガポールとタイがクルーズ観光を促進するためクルーズ観光のワーキンググループ立ち上げを決めた模様だ。両国はこれと並行して、貿易と投資の円滑化、デジタル経済の促進でも協力関係を深めることを確認したという。シンガポールの関係閣僚が先週前半にタイのバンコクを訪問し、貿易と投資、航空輸送と観光分野で連携するとともに、さまざまな分野で二国間協力を深めることを約束したようだ。
クルーズ観光ワーキンググループの立ち上げでは、両国間のクルーズ観光を促進するため、「シンガポール政府観光局とタイ政府観光・スポーツ省が協力してワーキンググループで検討を重ねる」としている。
アジア最大のクルーズ拠点と言われてきたシンガポールでは、2020年春の新型コロナウイルス（ＣＯＶＩＤ−19）感染拡大を受けて、すべてのクルーズ船の寄港を禁止。同年11月に入って、ようやく無寄港クルーズが許可されている。国際クルーズの再開はさらに時間を要し、シンガポール発着のクルーズが隣国のマレーシアに寄港できるようになったのは今年６月からだった。
シンガポール政府観光局では、マレーシアやインドネシア、タイを含むいくつかの東南アジア諸国と協力して、クルーズの安全運航と新型コロナ感染拡大防止に向けた基準を統一するなどの取り組みを推進する必要がある」などと展望しているという。

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