ホーム > クルーズニュース > 2022/10/20 MSCの上級ブランド「エクスプローラ」 初航海を7月に延期
スイス船社MSCクルーズが新たに展開するラグジュアリーブランド「エクスプローラ・ジャーニーズ」の初航海が、当初予定の来年5月から7月に延期されることが分かった。海外業界紙などが10月19日付け電子版で一斉に報じている。同社のホームページでクルーズ検索すると、すでに来年8月出航分からの予約対応に変更されている。
就航延期の理由について各紙では、伊フィンカンティエリ造船所で建造中の新造船「エクスプローラT」(64,000総トン、キャビン数461室)の作業工程遅れによるものと記述。さたに、船社関係者の話として「建造に必要な資機材がサプライチェーンの混乱で計画通りに納品されないことが要因」とも説明している。
新船社エクスプローラは、同船を手始めに姉妹船計6隻を運航する計画で、来年半ばから順次営業航海に投入される。シリーズ建造される3隻目以降はLNG(液化天然ガス)を燃料とするエンジンを搭載する予定で、続く5隻目と6隻目はLNGに加えて、水素を利用した6メガワットの燃料電池も積み込むという。