ホーム > クルーズニュース > 2022/10/22 米カーニバル イタリアンスタイルで運航 コスタから移籍の2隻
世界最大のクルーズ企業、米カーニバルコーポレーション&PLC傘下のクルーズオペレーター(運航船社)、米カーニバルクルーズラインは現地時間の10月21日、姉妹船社の伊コスタクルーズから移籍する「コスタベネチア」(135,225総トン、乗客定員4232人、2019年建造)と姉妹船「コスタフィレンツェ」について、あらためて「2023年春と2024年に1隻ずつ北米入りする」ことを公表した。併せて、事前登録すると、両船のクルーズ販売開始日や特別プロモーション、登録者限定のお知らせなどが届き、「新たなイタリアンスタイルの北米発着クルーズについて最新情報をいち早く受け取れる」とアピールした。
「ベネチア」は2023年春にカーニバルのフリートとして移籍し、「カーニバルベネチア」としてニューヨークから営業運航を開始。「フィレンツェ」は2024年に加わり、北米西岸のロングビーチから「カーニバルフィレンツェ」の船名で運航を始めるとしている。
カーニバルのクリスティーヌ・ダフィー社長は、「当社の他のフリートと同様、移籍してくる2隻では、イタリアの雰囲気と豊かな文化、そして楽しさを存分に体験できるクルーズライフをお届けしたい」などと両船のクルーズの特長を説明する。
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コスタの配下船2隻を北米市場に順次投入することを決めた背景ついて、コスタの経営状況に詳しい関係者は、「両船は当初、中国発着をメインとしたアジア海域での配船を計画していた。しかし、コロナ禍を受けて営業運航再開の見通しが立たないため、順調に営業再開を果たした北米マーケットに配置転換することにした」などと説明する。