ホーム > クルーズニュース > 2022/10/25 MSCクルーズ 新造船「ヨーロッパ」受領
スイスのMSCクルーズは現地時間の10月24日、フランスのクルーズ船建造大手、アトランティック造船で建造中の新造船「MSCワールドヨーロッパ」(215,863総トン、乗客定員5244人)の引き渡しを受けたと発表した。同社によると、同船はLNG(液化天然ガス)を燃料とする世界最大級のクルーズ船といい、さらに「燃料電池技術を取り入れた最初のクルーズ船でもある」と説明する。
現時点の運航スケジュールによると、同船は12月から始まる7泊の中東クルーズでデビューする。配船期間は来年3月までを予定し、UAE(アラブ首長国連邦)のドバイおよびアブダビを拠点にサウジアラビアやカタールに寄港する。また、来春以降は周遊海域を地中海に移し、イタリアのジェノバやナポリ、シチリア島のメッシーナ、マルタ、スペインのバルセロナ、フランスのマルセイユなどを巡る。