ホーム > クルーズニュース > 2022/10/27 CMHI 4、5隻目の探検クルーズ船引き渡し
中国国有チャイナ・マーチャンツ・グループ(招商局集団、CMG)傘下のチャイナ・マーチャンツ・ヘビー・インダストリーズ(以下、CMHI)が建造していた小型探検クルーズ船「シルビア・アール」と「オーシャン・オデッセイ」の2隻が先ごろ竣工し、オペレーター(運航船社)に引き渡された。中国クルーズ・ヨット産業協会(CCYIA)が10月25日付けで明らかにした。
両船は8,500総トン級(乗客定員200〜250人程度)で、極地航行に必要なアイスクラス1Aおよびポーラーコード(PC)6の耐氷性能などを備えている。発注したのはデンマークのサンストーン・マリタイム・グループで、一連のフリートは「インフィニティ・クラス」と呼ばれ、来年春には6隻目も竣工する予定。各船は、米国やオーストラリアに旅行業者などにすべて長期傭船され、極地クルーズのほか、南米アマゾンや東南アジアの熱帯雨林、極東方面などに配船されている。