2023/3/25
シルバーシー 来夏就航の「レイ」 独造船でキールセレモニー

米ロイヤルカリビアングループ（ＲＣＧ）傘下のラグジュアリー系オペレーター（運航船社）、モナコのシルバーシークルーズは現地時間の３月24日、2024年夏から営業航海に投入予定の新造船「シルバーレイ」（54,700総トン、乗客定員728人）のキールセレモニーをクルーズ船建造大手の独マイヤーベルフトで実施したと発表した。同船は、今年８月に就航予定の新造船「シルバーノバ」の姉妹船で、燃料としてＬＮＧ（液化天然ガス）を使用するほか、燃料電池や蓄電池も搭載する。
ＲＣＧ初となるハイブリッド型の新造船シリーズは、クリーンな排ガスで環境配慮型の運航が可能な船舶燃料といわれるＬＮＧ焚きとするほか、港に接岸している間は近隣の環境汚染を考慮して燃料電池を利用するなど、新たな時代を見据えた次世代型最新フリート。加えて、陸側から電力供給を受けられる受電装置も導入し、港側に供給設備がある場合はこれで対応する。こうした取り組みによって、入港中は「排ガスゼロを実現する」（シルバーシー）などと説明している。

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