ホーム > クルーズニュース > 2023/3/28 香港政府観光局 今年の寄港予定は16船社160回超
香港政府観光局は、年明け1月後半から国際クルーズ船の受け入れを再開した当局の対応について、あらためて祝意を表明するとともに「アジアの目的地としてクルーズ船社の地図に香港が戻ってきたことを歓迎したい」という趣旨のコメントを明らかにした。海外業界誌が報じたもので、今週から米フロリダのフォートローダーデールで行われているクルーズ関係の国際会議とトレードショーの席上で語ったという。
新型コロナウイルス(COVID−19)の世界的な感染拡大を受けて、3年近く国際クルーズ船の受け入れを休止していた香港。受け入れ再開後の第1船は 1 月中旬に来航したモナコ船社シルバーシークルーズの「シルバースピリット」だった。それ以降、独TUI やハパックロイドなどのフリートが続々と寄港し、シンガポールの新興船社リゾートワールドクルーズもカイタックのクルーズターミナルを拠点とする通年配船をスタートしている。
香港政観によると、今年の寄港予約は年明けから徐々に積み上がり、「16のクルーズ船社から160回を超える予約を確保した。これは、香港がクルーズシーンに力強く戻ってきたことの証左であり、地元関係者にとって非常に大きな励みになる」としている。加えて、香港政観では今後、クルーズ船社に対して各種サポートと割引サービスなどを提供していくほか、「市民がクルーズ旅行に参加しやすい環境を創出するためのプロモーションを開始するなどの取り組みも推進していく」などと展望する。