ホーム > クルーズニュース > 2023/3/28 カーニバル第1四半期業績 純損失6億9000万ドルも最多予約を更新
世界最大のクルーズ企業、米カーニバルコーポレーション&PLCは現地時間の3月27日、2023年第1四半期(2022年12月〜2023年2月)の業績速報と傘下オペレーター(運航船社)の先行予約状況、今後の展望などをまとめ発表した。当期の売上高は44億3200万ドル(約5800億円)、純損失は6億9000万ドル(約900億円)だった。また、当期は「過去の四半期を上回る最多の予約を獲得した」(同社)といい、「特に北米、オーストラリア、欧州が好調だった」としている。
当期業績について、ジョシュ・ワインスタインCEO(最高経営責任者)は、「すべての指標で昨年12月に示した予測値を上回った。実勢販売価格の改善と船内売り上げの順調な伸びに後押しされた結果で、乗船率も91%まで回復している」などとコメント。さらに、「ウエーブシーズン(先行予約獲得キャンペーン)の予約実績は、四半期単位で比較した場合、過去最多記録を大幅に更新した。なかでも、北米とヨーロッパでの好調な予約状況は3月も続いており、今後もこうした好ましい傾向が続くと予想している」と展望する。