2023/5/2
ＮＣＬＨ 第１四半期は赤字1.6億ドルも 売上高は3.5倍に

米ノルウェージャンクルーズラインホールディングス（ＮＣＬＨ）は現地時間の５月１日、2023年第１四半期（１−３月）業績速報をまとめ公表した。新型コロナウイルス（ＣＯＶＩＤ−19）の感染拡大が世界的に落ち着きを見せ、配下船すべてが営業航海に復帰したことから、売上高は前年同期の約3.5倍に相当する18億2193万ドル（前年同期は5億2194万ドル）、純損失は大幅に減って1億5932万ドル（同9億8274万ドル）を計上した。第２四半期以降について、ＮＣＬＨでは「売上高の増加とともに乗船率も順調に改善しており、引き続き着実に利益を上げられる態勢が確立されていくだろう」などと見通す。
業績速報の中でＮＣＬＨは、「昨年暮れから今春にかけて積極展開したウエーブ・シーズン（先行予約獲得に向けた集中キャンペーン）では、実勢販売価格の上昇と好調な予約に下支えされ、記録的な予約を積み上げた。ロシアのウクライナ侵攻などを受けた燃料油価格の上昇や為替の先行き不透明感はぬぐえないが、夏以降も堅調な集客が続くものと考えている」などとコメントした。

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