ホーム > クルーズニュース > 2023/5/6 中国運輸当局 国際クルーズ再開に向けて上海港で緊急訓練
中国クルーズ・ヨット産業協会(CCYIA)が現地時間の5月6日に公表した情報によると、中国の運輸当局は現地時間の5月5日午前、国際クルーズ船の安全な再開を確保するため、「クルーズ船再開捜索救助緊急訓練」を上海港の烏松口国際クルーズターミナル前海域で実施した。
訓練には、800人の乗客を乗せたブルードリームインターナショナルクルーズ(藍夢郵輪)の配下船「ブルードリームスター(藍夢之星)」(25,000総トン、乗客定員836人)が協力し、「離岸して航路に入った際に主機の故障で制御不能となり、航行中の船舶と衝突し、乗客1人が重傷を負い、緊急支援が必要」との想定で行われたという。
今回の緊急訓練は、中国当局が3月下旬に発出した「国際クルーズ輸送の秩序あるパイロット再開計画」に基づいて実施したものといい、「営業運航再開に向けた安全管理と緊急訓練のレベルを高めるため」などと、訓練の背景について説明している。