2023/5/8
ジャパネット 「ベリッシマ」日本一周 13本中５本がキャンセル待ち

通信販売大手ジャパネットのグループ会社でクルーズ旅行の企画・造成・販売などを手掛ける「ジャパネットサービスイノベーション」が５月上旬から10月下旬出航で予定している「ＭＳＣベリッシマ」(171、598総トン、乗客定員4434人)の全船チャーターが、再び集客を積み上げている。今秋までに13本設定したうち５本がキャンセル待ちとなり、うち１本は７日に横浜港を出ているが、５月16日・同25日・６月３日・10月17日出航の４本についてホームページ上には「売り切れ」の表示が出ている。さらに、８月25日・９月３日・10月26日に出るコースも「内側キャビンの一部に限り予約可能」としている。
同社では、昨年春から今季の「ベリッシマ」チャーターの販売を開始した。その後の予約は上々で、昨年９月下旬の時点で２コースが「満員御礼」となった。同社はこの後も数回に分けて同船のチャーター商品を追加発表し、最終的には10日間から13日間のクルーズが13コースに増えている。
ただ、昨年暮れから今春にかけて予約の伸びがやや鈍化。そのため、６月下旬と７月上旬に出るクルーズの販売テコ入れに向けて、２キャビン以上購入すると数に応じて割引になる「一緒に行こうキャンペーン」を４月下旬から実施した。併せて、テレビショッピングで再度紹介したほか、顧客に送る総合パンフレットにもクルーズコースの詳細を頻繁に掲載するなど、集客増を目指す積極策に取り組んでいた。

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