ホーム > クルーズニュース > 2023/5/9 MSC マルセイユで「ヨーロッパ」にLNG補給
スイス船社MSCクルーズは現地時間の5月8日、昨年10月に竣工した新造船「MSCワールドヨーロッパ」(215,863総トン、乗客定員5252人)が「仏マルセイユ港で4月22日にLNG(液化天然ガス)燃料のバンカリングを受けた」と発表した。フランスのオイルメジャー・トタル傘下のトタルエナジー・マリンフューエルズ(TEMF)が対応しもので、バンカリング・バージをチャーターして「シップ・ツー・シップ」方式で約2500立方メートルを補給したという。
MSCとトタルは2021年3月、年間約4万5000トンのLNG燃料を「シップ・ツー・シップ」方式によって同社船にマルセイユで補給することで合意している。MSCでは「ヨーロッパ」のほか、LNG燃料を使用する新造船を複数隻発注済みで、排ガスがクリーンな船舶燃料の使用を環境配慮型運航の柱の一つとして位置づけている。