ホーム > クルーズニュース > 2023/5/11 米ヴァージン 12月からオセアニア配船 新造船「レジリエント・レディ」
米ヴァージンボヤージズは現地時間の5月10日、3隻目の新造船「レジリエント・レディ」(110,000総トン、乗客定員2770人)がギリシャのピレウスに到着し、当初の予定通り今月14日から営業航海に就航すると発表した。同船はエーゲ海の島めぐりやアドリア海周遊に10月まで配船され、その後はオーストラリアに向かい、12月半ばから来年春までオセアニア周遊に就航する。同社は一時期、アジアクルーズに大きな関心を示していたが、現時点で公表しているスケジュールには盛り込まれていない。
クルーズ船建造では世界最大手の伊フィンカンティエリで建造された「レジリエント」は、国際的な政情不安やそれに起因したサプライ・チェーン障害などが影響して工事が遅延。さらに、昨年12月に引き渡されたものの、諸般事情でデビューが遅れていた。今夏のエーゲ海・アドリア海配船を終えた同船は、特別回航クルーズでオーストラリア入りした後、12月11日からメルボルンを発着港とするオーストラリア・ニュージーランド周遊に投入される。