ホーム > クルーズニュース > 2023/5/13 上海市交通委員会 国際クルーズ再開に向けて意見聴取
中国クルーズ・ヨット産業協会(CCYIA)が5月12日に公表した情報によると、「上海市交通委員会が5月11日、国内のクルーズ業界関係者を集め、上海港からの国際クルーズ再開に向けて広く意見を求めた」ことを明らかにした。新型コロナウイルス(COVID−19)感染症の世界的な感染拡大を重く見て、上海港は2020年1月26日から3年間にわたって国際クルーズの発着対応を停止。今年3月29日に中国当局が発出した「国際クルーズ輸送の秩序ある試験的再開に向けた計画」で上海と深圳がパイロット港に選定されたことから、6カ月から1年間の暫定的な国際クルーズ運航に向けた準備を急いでいる
同日の集まりで船社関係者は、当局が公表した計画を受けて同委員会が策定した「上海クルーズ港の秩序あるパイロット再開作業計画」について、「クルーズ観光市場の回復を加速し、クルーズ観光の消費経済を活性化する上で非常に重要」などと言及。国際クルーズの運航再開に向けて「あらゆる準備を整えている」と語ったという。
また、港湾関係の代表者は、「委員会が示した作業計画は現状を反映し、着実かつ慎重な前進の原則に沿っている」とした上で、作業計画の要求事項を厳格に遵守し、「国際クルーズの円滑で安全な秩序ある再開を推進する」とコメントしたとしている。