ホーム > クルーズニュース > 2023/5/14 米CDC クルーズ旅行での注意事項更新 HPで公表
米CDC(疾病対策センター)は現地時間の5月12日までに、新型コロナウイルス(COVID−19)を含めたクルーズ旅行に関する注意事項の内容を更新し、ホームページ(HP)で公表した。内容更新は昨年11月以来となる。最新版では旅行前、クルーズ中、旅行後などに分けて推奨事項などを記載している。概要は以下の通り。
▽旅行の前に
旅行に関する健康情報は、CDCの目的地ページを確認し、どのようなワクチンや医薬品が必要か、また目的地でどのような病気や健康上のリスクが懸念されているかを確認する。クルーズ船では水痘、インフルエンザ、新型コロナの発生が報告されており、乗組員や同伴旅行者は、米国よりも一部の病気が蔓延している目的地やワクチン接種が定期的に行われていない目的地からクルーズ船に乗ることがよくある。
▽クルーズ旅行中、病気を防ぐためにできること
インフルエンザの予防接種を毎年受け、新型コロナウイルス感染症ワクチンについての最新情報を入手する。旅行前に新型コロナの検査やワクチン接種のプロトコルについてクルーズ会社に直接確認する。免疫力が低下している場合は、クルーズ旅行の計画について医療関係者に相談する。頻繁に手を洗うか、手指消毒剤を使用する。咳やくしゃみをするときは、細菌の拡散を防ぐためにティッシュで鼻と口を覆う。混雑した場所や換気の悪い屋内ではマスクの着用を検討する。
▽予期せぬ事態に備えて
目的地で見つけるのが難しいアイテムを備えた旅行用健康キットを準備する。キットには処方箋と市販薬を含め、旅行に必要な量に加えて、旅行が遅れた場合に備えて余分に持っていく。旅行保険に加入する(通常、旅行者は、ほとんどの目的地で病院やその他の医療費を自己負担で支払う責任がある)。
▽旅行後
旅行中に体調が悪くなった場合、特に発熱がある場合は、医療関係者に相談し、旅行について説明する。病気の間は他の人との接触を避ける。