ホーム > クルーズニュース > 2023/5/16 RCI 来年4月から中国発着再開 「スペクトラム」で日本・台湾・ベトナムへ
米ロイヤルカリビアンインターナショナル(RCI)は現地時間の5月15日、2020年から休止している中国発着のクルーズを「2024年4月から再開する」と発表した。「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ」(168,670総トン、乗客定員4246人、2019年建造)を上海発着で投入し、4泊と5泊で日本寄港をメインとしたスケジュールとする。同年12月には発着港を香港に移し、日本、台湾、ベトナムに寄るクルーズを8本運航する。また、同船が就航していたシンガポールには「アンセム・オブ・ザ・シーズ」(167,800総トン、乗客定員4168人、2015年建造)を来年終盤から投入する。同船のアジア配船はこれが初めてとなる。
来年4月から再開される「スペクトラム」の中国配船は、上海発着のクルーズで博多、沖縄、長崎、大阪、東京などへの寄港を予定。同年12月から始まる香港発着では、「石垣島、油津(宮崎)、基隆(台湾)、ニャチャン(ベトナム)に寄港する」(RCI)という。
中国発着の再開について、ロイヤルカリビアンインターナショナルで国際部門を担当するバート・ヘルナンデス上級副社長は「当社が復帰する道筋を確立してくれた中国政府に感謝するとともに、当社が10年以上続けてきたアジア域でのクルーズ拡大に今後も尽力していきたい」などとコメントした。