ホーム > クルーズニュース > 2023/5/19 スワンヘレニック EUの海洋復興ミッション貢献に向け協定調印
欧州系新興クルーズ船社スワンヘレニックは現地時間の5月18日、フィリップ・クストー財団、SDG4MEDとともに、EUの「海洋復興ミッション」に貢献する協定調印式を配下船「ベガ」(10,600総トン、乗客定員152人、2022年建造)の船内で行ったと発表した。同協定に基づき、スワンヘレニックは配下船を提供することを約束し、財団の科学者が北極や南極、アフリカの海岸を含むエリアで行う観測活動をサポートする。
協定に調印した3つの組織は、「海洋は主要な炭素吸収源であり、生物多様性を保護するための重要な役割を果たす」という事実を重視し、持続可能でカーボンニュートラルな循環型社会を構築することを目的としたEUの取り組みを世界に先駆けて支持している。
今回の調印に際して、スワンヘレニックは「当社の全ての配下船には、最新型の TierVディーゼルエンジンを搭載し、デリケートな海域での停泊を回避するための制御システムや、高度な廃水処理プラントなど、最先端のグリーン・テクノロジーを装備している。また、遠隔地でのサプライチェーンを考慮しているほか、船内での使い捨てプラスチック削減も進めている」と、海の復興ミッションに沿った取り組みを始めていることを強調した。