ホーム > クルーズニュース > 2023/5/22 「コスタセレーナ」がタイランド湾に 6月から北東アジア周遊へ
6月から9月にかけて日本寄港を含めた北東アジア周遊に就航する伊コスタクルーズの「コスタセレーナ」(114,000総トン数、最大乗客定員3,780人)が、今月半ばからタイランド湾を周遊している。インターネットで船舶の位置情報を提供しているサイトによると、「セレーナ」はタイのレムチャバンやカンボジアのシアヌークビルなどに寄港したほか、日本時間の22日正午現在、タイのサムイ島方面に向かっている。
2023年4月から9月にかけて日本近海周遊に就航予定だった同船は、新型コロナウイルス(COVID−19)の感染状況を鑑み、昨年10月下旬に今年の日本近海周遊の運航中止を公表した。しかし、年明け早々に韓国と台湾の旅行会社によるチャーター運航が決まり、再び北東アジア海域に投入されることが2月上旬に発表された。
コロナ禍を避けて中東のドバイ(アラブ首長国連邦)にいた同船は、当面の目的地となるシンガポールに向けて3月15日にドバイを出港。5月に入ってタイランド湾に移動した。
コスタクルーズ日本支社が2月3日に公表したリリースでは、「セレーナ」は韓国の釜山、束草、浦項を出るクルーズを6月から6本計画し、7月から9月には台湾の基隆を発着港とするクルーズ24本を運航する。スケジュールは4〜7泊クルーズとし、主な寄港地は長崎県の佐世保、鹿児島、北海道の小樽、函館、沖縄の宮古島、石垣、那覇などを予定する。