ホーム > クルーズニュース > 2023/5/28 「ブルードリームスター」日本初寄港 28日朝、トライアルで博多に
中国・上海に本拠を置くブルードリームクルーズ(藍夢郵輪)が運航する「ブルードリームスター(藍夢之星)」(25,000総トン、乗客定員836人)が5月28日朝、博多港に初寄港した。コロナ禍後、中国本土からの国際クルーズ船が日本に寄港するのは同船が初めて。関係者によると、同船は26日夜、ビジネス客や家族など約300人を乗せて上海を出港。博多港に28日夜まで停泊し、上海に戻る予定という。
ブルードリームクルーズは、6月19日から博多や長崎に寄港する上海発着の4泊クルーズなどを計画し、7月下旬からは瀬戸内海方面にも寄港する7泊クルーズを運航することも明らかにしている。今回の博多寄港は、中国発着の日本周遊クルーズ開始を前にした試験航海(トライアル)と位置付けているようだ。福岡市港湾空港局が発表している国際クルーズ船の寄港予定によると、同船は6月5、13、17日にも寄港予約がある。
「ブルードリームスター(藍夢之星)」は、2015年から2019年にかけて中国船社ダイヤモンドクルーズが「グローリーシー」の船名で運航していた。2020年2月にブルードリームクルーズに買収されて船名を改めたが、コロナ禍のため営業運航を見合わせ、ようやく今年から運航を始めている。