ホーム > クルーズニュース > 2023/6/17 RCI初のLNG焚き「アイコン」 18日から海上トライアル
米ロイヤルカリビアンインターナショナル(RCI)が2024年1月から営業航海に投入予定の新造船「アイコン・オブ・ザ・シーズ」(250,800総トン、乗客定員5610人)が現地時間の6月18日から、バルト海で海上トライアルを予定していることが分かった。建造先のフィンランド造船マイヤー・トゥルクが6月16日、公式フェイスブックで発表した。
昨年12月に進水したRCIの次世代フリート「アイコン」は、現時点で世界最大級の「ワンダー・オブ・ザ・シーズ」を上回り、2024年には名実ともに世界最大のクルーズ船となる。「アイコン」は、RCI初のLNG(液化天然ガス)燃料船で、2024年に続いて25年、26年にも姉妹船(船名未定)が竣工する。各船は環境配慮型の運航を徹底するため、陸側から電力供給を受ける設備や排水浄化装置、廃熱回収再利用システムといった環境保全と省エネを可能とする最新機器も積極的に取り入れていく。
来年1月から始まる営業航海は、マイアミを拠点とした東・西カリブ海周遊(いずれも7泊)を交互運航し、メキシコのコズメル、セントマーチンのフィリップスバーグ、ホンジュラスのロアタンなど、カリブ海のリゾートをメイン巡るルートに通年配船される予定。