ホーム > クルーズニュース > 2023/6/19 中国発着の国際クルーズ再開 「招商伊敦」が上海から日本へ
中国国営の招商局集団傘下の招商蛇口と米バイキングクルーズの合弁船社、招商バイキングクルーズ(招商維京游輪)は6月18日、上海を発着港とする国際クルーズの運航を「チャイナマーチャンツエデン(招商伊敦)」(47,800総トン、乗客定員930人)で開始した。新型コロナウイルス(COVID−19)の世界的な感染拡大を受けて、中国当局は2020年2月から国際クルーズの運航休止措置を続けていたが、同クルーズは水際対策緩和後初めての国際クルーズとなる。
中国当局は現地時間の3月29日付けで「国際クルーズ再開に向けたパイロットプログラム」を発出。これを受けて、米系合弁を含めた中国系クルーズ船社は、相次いで海外寄港を盛り込んだクルーズを発表している。招商バイキングもそうした船社の一つで、6月18日に上海を出港した「招商伊敦」に続き、19日には同じく上海からブルードリームクルーズ(藍夢郵輪)の配下船「ブルードリームスター(藍夢之星)」(25,000総トン、乗客定員836人)が、博多寄港を盛り込んだ4泊5日クルーズをスタートする予定。
「招商伊敦」の上海発着は、長崎、博多、広島、大阪、清水、名古屋、徳島小松島、高知、鹿児島の9港に寄港する15日間の日本周遊で、今航海を含めて10月にかけて計10本運航する。