ホーム > クルーズニュース > 2023/6/21 「招商伊敦」が長崎初寄港 中国発着の国際クルーズ再開第2船
中国の招商バイキングクルーズ(招商維京游輪)が運航する「チャイナマーチャンツエデン(招商伊敦)」(47,800総トン、乗客定員930人)が6月21日、長崎港に初寄港した。同船は6月18日、上海を発着港とする国際クルーズをコロナ禍後に初めて運航し、最初の寄港地が長崎となった。中国発着の国際クルーズの長崎寄港は、6月9日に初めて来航したブルードリームクルーズ(藍夢郵輪)の配下船「ブルードリームスター(藍夢之星)」(25,000総トン、乗客定員836人)に次いで2隻目となる。
招商バイキングは、中国国有企業の招商局集団傘下の招商蛇口と米バイキングクルーズが2020年秋に共同で立ち上げたラグジュアリー系クルーズオペレーター(運航船社)。「招商伊敦」は2021年4月半ばに深圳で招商バイキングに引き渡され、中国船籍への変更手続きを完了。同年6月末に船名を改め、10月から中国沿岸を巡る国内クルーズに就航しており、今航が初めての国際クルーズとなる。
今シーズンに計画中の同船の上海発着は、長崎、博多、広島、大阪、清水、名古屋、徳島小松島、高知、鹿児島の9港に寄港する15日間の日本周遊で、今航海を含めて10月にかけて計10本運航する予定。
※写真提供:長崎港クルーズ客船受入委員会