ホーム > クルーズニュース > 2023/6/23 「コスタセレーナ」 9−10月に台湾・高雄から沖縄へ計3本
6月22日付けの米系クルーズ業界誌(電子版)によると、伊コスタクルーズが北東アジア周遊に投入している「コスタセレーナ」(114,000総トン数、最大乗客定員3,780人)が「9月から10月にかけて中秋と国慶節の休暇に合わせて高雄港から沖縄に3本のクルーズを計画していると、台湾港湾股份有限公司(TIPC)が発表した」と報じている。TIPC調べでは、高雄港は今年、157回のクルーズ船寄港予約があり、予定通りに来航すれば「過去最多の寄港数になる」(同)という。
韓国と台湾の旅行会社によるチャーターが決まり、6月から日本寄港クルーズを開始した「セレーナ」は、韓国発着が6月と10月に8本、台湾発着は7月から10月にかけて27本の運航を計画しており、当該期間中に合計35本の日本周遊を予定する。両国発着はいずれも4日から7日のショートをメインとし、韓国は釜山、束草、浦項、台湾は基隆、高雄を発着港とする。日本の寄港地は小樽、室蘭、函館、青森、博多、佐世保、長崎、八代、鹿児島、那覇、石垣島、宮古島の名前が挙がっている。
TIPCが発表した「セレーナ」の発着港となる高雄港は先ごろ、自動化を含めた最新システムを導入した新たなクルーズターミナルがオープン。これを受けて既存のクルーズターミナルの拡張と自動化を含めたリニューアル工事を計画中」(TIPC)という。