ホーム > クルーズニュース > 2023/6/28 国交省 「クルーズの安全・安心確保」 最終とりまとめ策定へ
国土交通省は6月29日午後、「国土交通省におけるクルーズの安全・安心確保に向けた最終とりまとめ」の策定に向けた検討会を開く。クルーズ、港湾、観光、保健衛生の各分野の専門家7氏のほか、関係省庁や地方自治体からオブザーバーが加わり、3年前の「中間とりまとめ」以降の検証やクルーズ船の運航実績を勘案しながら議論を進める。
2020年2月、クルーズ船内で新型コロナウイルス(COVID−19)の集団感染が発生して以降、日本ではクルーズの運航を一時的に停止。同年9月に策定した「クルーズの安全・安心の確保に係る検討・中間とりまとめ」を踏まえ、翌10月下旬から国内クルーズを再開した。そして今年3月から国際クルーズの本格的な受け入れをスタートし、5月8日に新型コロナ「5類感染症」に変更された後も、クルーズ船社では基本的な感染防止対策を続け、安心してクルーズを楽しめる環境づくりに努めている。
29日の検討会では、これまでの経緯や政府の検証結果を踏まえて議論を深め、その検討結果をもとに、「最終とりまとめ」策定のための検討会を再度開く予定という。