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2023/6/29
長崎県 来月1日に寄港2222回 節目は「ダイヤモンド」

長崎県は6月28日、「ダイヤモンドプリンセス」の長崎寄港が通算「2222回」の節目に当たることから、同船のモデルシップを松が枝の国際ターミナル内に置き、フォトスポットを設置すると発表した。同県によると、「長崎港がクルーズ船の受け入れを始めて今年で65年。クルーズ船の寄港数2222回目を記念し、フォトスポット設置とともに、当日は入港時、出港時に長崎港クルーズ客船受入委員会(事務局:長崎市観光交流推進室)と連携していろいろなイベントを計画している」という。フォトスポットの設置は、「ダイヤモンド」が来航する7月1日限り。
長崎港に初めてクルーズ船がやってきたのは、1958(昭和33)年の「カロニア」まで遡る。それ以降、ほぼ毎年のようにクルーズ船を受け入れ、2017(平成29)年には過去最多となる267回の寄港があった。「地方創生の拠点として(クルーズ船は)地域振興にも大きく寄与している。また、町中に直接クルーズ船が接岸でき、町全体で上質なおもてなしが可能な港として、クルーズ船社からも高い評価をいただいている」(長崎県)という。
近年、新型コロナの影響で国際クルーズ船の寄港は途絶えていたが、長崎港では今年3月から国際クルーズの受け入れを再開し、6月末時点の寄港数は39回。同県では、「今年は100回を超える国際クルーズ船の寄港が見込まれるなど、コロナ禍前同様、全国トップクラスの寄港数を誇ると同時に、『みなとまち長崎』の賑わいが戻りつつある」などとコメントしている。
7月1日に寄港予定の「ダイヤモンドプリンセス」(116,000総トン)は、2004(平成16)年に長崎港に隣接した三菱重工業の造船所で産声をあげた。建造当時は世界最大級のクル−ズ船で、翌2005(平成17)年10月の初寄港から60回以上にわたり長崎港に来航し、「生まれ故郷である『みなとまち長崎』の賑わいに大きく貢献している」(同)。

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