ホーム > クルーズニュース > 2024/10/1 日本郵船 ハイブリッド型レストラン船、27年就航へ
日本郵船は9月30日、新たなレストランシップの造船契約を前畑造船と締結したと発表した。同船は2027年に竣工予定といい、郵船グループの「クルーズクラブ東京」が現在運営中のレストランシップ「LADY CRYSTAL」(レディクリスタル)の後継船として運営する。
プレスリリースによると、同船には一般的なディーゼルエンジンに加えてバッテリーを搭載するほか、「水素燃料の活用も検討している」といい、「ハイブリッド型電気推進船としてネットゼロエミッションを目指す」という。これにより、振動や騒音、燃料油特有の臭いを抑え、「さらなる静粛性と快適な空間を実現する」と説明する。
また、同船で提供する料理には、郵船が包括連携協定を締結している秋田県、北海道の旬の食材を使用することで、「お客さまに日本の四季をお楽しみいただくとともに、地方創生に貢献する」などと展望する。新たなレストランシップの概要は以下の通り。
▽全長:約48.0メートル▽全幅:約9.5メートル▽喫水:約2.1メートル▽総トン数:約480総トン (いずれも2024年9月末現在)
◇クルーズクラブ東京 1989年設立。「レディクリスタル」での東京港内周遊およびクラブハウスでのレストラン、その他パーティー・ウエディング事業を展開