ホーム > クルーズニュース > 2024/10/3 米カーニバルクルーズ 26−27年の豪州配船は4隻
米カーニバルクルーズライン(以下、CCL)は現地時間の10月2日、2026年から2027年に運航するオセアニア配船の概要を公表した。当該期間中、シドニーとブリスベーンを発着拠点とするクルーズに計4隻を投入し、オーストラリアやニュージーランド沿岸をはじめフィジー、パプアニューギニア、バヌアツといった南太平洋の島々などに寄港する2泊から14泊の多彩なコースを予定する。
CCLのオセアニア配船は、2025年3月で事業廃止が決まっている姉妹船社P&Oクルーズ・オーストラリア(POA)の後継として運航するもの。そのため、POAからCCLに配下船も移籍し、新たな船名でオセアニア周遊に就航する。
26〜27年のクルーズは、シドニー発着に「カーニバルスプレンダー」(113,300総トン、乗客定員3012人)と「カーニバルアドベンチャー」(108,856総トン、乗客定員2632人、現パシフィックアドベンチャー)を、ブリスベーン発着は「カーニバルエンカウンター」(108,977総トン、乗客定員2596人、現パシフィックエンカウンター)と「カーニバルルミノーザ」(92,720総トン、乗客定員2826人、旧コスタルミノーザ)を投入する。
これら4隻は大半が通年でオセアニア海域を周遊するが、一部はアジアなど周辺海域を巡る特別クルーズを運航する場合もある。POAの過去の配船例では、片道型や周遊型で複数の実績があるだけに、26〜27年の「春の日本寄港」などに期待がかかる。